すでにご承知とは存じますが、去る9月21日、庄野潤三様が89歳で亡くなられました。
庄野潤三様は帝塚山学院の創始者庄野貞一初代学院長の三男で学院小学部第15回の卒業。放送局に勤めるかたわら小説を発表し、 昭和30年に『プールサイ小景』で芥川賞を受賞されたのをはじめ、新潮社文学賞、読売文学賞、野間文芸賞など数々の賞を受けられ、 特に近年は、同じく小学部20回の奥様との生活を描いた作品を多く発表されるなど、日本文学史に残る作家として活躍されていました。
私どもの帝塚山同窓会の総会に、ご多忙の中、度々ご出席いただき、また同窓会誌にも原稿を頂きました。本当にありがとうございました。 間もなく迎える学院創立百周年、見ていただけないのが大変残念ではございますが、帝塚山同窓会一丸となって、この日を迎えるよう努力いたします。
庄野潤三様には、その功績に対して、今月20日(10月20日) 政府より『従四位』に叙されることが決定されましたことを、皆様にご報告いたします。